朝日新聞beに原武史さんのコラム『歴史のダイアグラム』が連載されている。
毎週楽しみに読んでいる。
8月3日付beは『憧れのボンネット型特急』だった。

私が中学1年生の夏、1960年の夏休みに同じ社宅に住んでいた人で、東京に転勤していた人が東京見物に招待してくれた。
その時往復に乗車したのが、東海道本線に1958年登場のですボンネット型特急「こだま」だった。東京ー大阪間を6時間50分で結んだ。
当時の私にとっては「超特急」だった。
それまでは特急「つばめ」が最速で、1956年11月に東海道本線が全線電化されると7時間30分だった。
初めてボンネット型特急こだまを見た時にはその斬新なスタイルに魅了された。

1964年に東海道新幹線が開通すると、「こだま」の呼称は、新幹線の夢の超特急「こだま」に移り、東海道本線からはボンネット型特急「こだま」はその姿を消した。
しかしボンネット型特急はその他の本線では長く走っていた。
さてそんなボンネットで特急に乗って行った東京観光。
はとバスに乗ってお決まりの観光地巡りの記憶はあまりない。
もっとも印象に残ったのは、ジャズ喫茶銀座ACBに連れて行ってもらったこと。
当時小学6年だった田代みどりが舞台で歌っていた。彼女は1960年8月に「スイート・ナッシンズ 」でデビューしたばかりだった。

ポップスのライブステージは初めてだったこともあり、すっかり舞い上がってしまい、それ以降長く彼女のファンだった。
私にとっての最初の「アイドル歌手」だった。
それとともに、アメリカのポップミュージックに夢中になるきっかけも彼女だった。









