1953年10月14日
【キビヤの虐殺】
キビヤの虐殺は、3人のイスラエル人 が殺害され たことへの報復 作戦 をきっかけに、1953年 10月14日 にヨルダン川西岸 のキビヤ村 で実行され た虐殺事件 である。
第101 部隊 や作戦 に加わった 他のイスラエル軍 の兵士 はキビヤ村 にいたアラブ人 兵士 と銃撃戦 を行った 末、迫撃砲 などよって住民 を攻撃し 、結果的に 42 人の民間人 が殺害され 、15 人が負傷した。
また、 この虐殺 により、この軍事作戦 での要職 にいたダヴィド・ベン=グリオン が政府職 を一時 辞任した 。
キビヤの虐殺の責任者は時の国防長官であったアリエル・シャロンだった。
イスラエルがパレスチナで犯した虐殺を見る時、いつもその「非対称」という言葉が浮かぶ。
この事件ではイスラエル人の犠牲者は3人、一方パレスチナ人は42人の民間人が殺害された。
2023年10月7日に始まったイスラエルへのガザ侵攻は、ハマスのイスラエル南部への奇襲がきっかけとされる。
イスラエル人およそ1200人が殺害され、251人が人質とされ今なお101人が捕らえられたままとなっている。
一方ガザでは41000人を超える人々が犠牲になり、その多くは女性と子どもだととれている。また破壊されたがれきの下敷きとなるなどして行方不明となっている人が10000人をこえているとされる。 イスラエル パレスチナ ガザ地区 戦闘1年 死者は4万1000人超に 戦闘はレバノンにも拡大 | NHK | イスラエル・パレスチナ
イスラエルのパレスチナ人殺害はガザだけでなく、ヨルダン川西岸地域でもこの1年間で500人を超えるパレスチナ人が殺害されたとされる。
ここにも「非対称」が見られる。
亡くなった人を数で比較することの問題は認識しつつも、この違いは放置されるべきではない。
イスラエルの言う「自衛権」をはるかに超えた攻撃で、イスラエルのガザ攻撃は非難されるべきだし、イスラエルは直ちに侵攻を停止、軍を撤退させるべきだ。
イスラエルはガザを、パレスチナにどのような世界を築くつもりなのか・・・